12月のおすすめの3冊
図書館員が、毎月3冊ずつ本を紹介します。 ここで紹介した本は、三原市立図書館にありますので、ぜひ、ご利用ください。
一般書
『梅と水仙』
( 植松 三十里/著 PHP研究所 2020年 F/ウエ )
明治の黎明期、日本初の女子留学生として最年少で渡米した津田梅子。彼女と父、仙の生涯は波乱に満ちたものでした。女子教育の礎を築いた梅子、力強く生き抜いたその姿や志に心打たれる作品です。
『だれも知らないレオ・レオーニ』
(森泉 文美・松岡 希代子/著 玄光社 2020年 726.6/レ)
『スイミー』や『フレデリック』などでおなじみのレオ・レオーニ。実は彼の職業は絵本作家だけではなかった!美しくメッセージ性の強い作品を数多く残した彼の「だれも知らない」姿に迫ります。
こどもの本
『トラといっしょに』
(ダイアン・ホフマイアー/文 ジェシー・ホジスン/絵 徳間書店 2020年 E/トラ)
ある日、美術館でトラの絵を見たトム。その夜、トムの目の前に現れたトラはトムをさんぽに誘います。最初は怖がっていたトムでしたが…。アンリ・ルソーの作品から生まれた幻想的で美しい世界が心に残る1冊です。