8月のおすすめの3冊
図書館員が、毎月3冊ずつ本を紹介します。 ここで紹介した本は、三原市立図書館にありますので、ぜひ、ご利用ください。
一般書
『 帝国の弔砲 』
( 佐々木譲/著 文藝春秋 2021年 F/ササ )
日本からロシアに開拓農民として入植した両親のもとに生まれた、聡明で勇敢な少年が、時代の波に翻弄され、数奇な運命をたどる半生を描いています。世界大戦の戦火や革命の嵐など、緊迫した場面ではその描写に引き込まれます。
『 ギフトエコノミー~買わない暮らしのつくり方~ 』
(リーズル・クラーク レベッカ・ロックフェラー/著 服部雄一郎/訳 2021年 331.1/ク )
世界的な広がりを見せているギフトエコノミー(=贈与経済)について、その取り組みの具体的な例が数多く紹介されており、買わない暮らしとはどんな生活なのか知ることができます。それは、今まで気づかなかった価値観に触れる体験になるかもしれません。
こどもの本
『 進化をたどる7億年の旅~太古のいきものを探しにいこう~ 』
( ジョン・ウッドワード/作 クリス・バーカー/監修 竹田純子/訳 河出書房新社 2021年 J467/ウ )
はるか昔の地球にタイムスリップして、進化をたどりながら、色々ないきものの姿を色鮮やかなリアルな絵で見ることができます。ページをめくるたび、ワクワクさせられるでしょう。