12月のおすすめの3冊

図書館員が、毎月3冊ずつ本を紹介します。 ここで紹介した本は、三原市立図書館にありますので、ぜひ、ご利用ください。

一般書

『 もどかしいほど静かなオルゴール店 』

( 瀧羽 麻子/著 幻冬舎 2021年 F/タキ )
  お客様にぴったりの音楽をおすすめするオルゴール店。その店を、たまたま訪ねた悩みを持つ人達は、オルゴールの音に心がほぐれていきます。じんわりと暖かい気持ちになれる小説です。

『 料理と利他 』

( 土井 善晴/著 中島 岳志/著 ミシマ社 2020年 596/ド)
  料理研究家の土井善晴さんと、利他の研究をしている政治学者の中島岳志さんが対談している本です。料理に対する見方が変わり、もっと自由に、そして気軽に料理を楽しんでもよいことが伝わってきます。

こどもの本

ろくぶんの、ナナ

( 林 けんじろう/作 岩崎書店 2021年 J913/ハヤ )
  遊園地で不思議なサイコロをもらった主人公のナナ。ふったサイコロの目をさわると、その人の性格が変わってしまうものだった。サイコロによって繰り広げられる、おかしくてせつない物語です。