3月のおすすめ本
図書館員が、毎月3冊ずつ本を紹介します。 ここで紹介した本は、三原市立図書館にありますので、ぜひ、ご利用ください。
一般書
『ええじゃないか』
(谷津矢車/著(やつやぐるま) 中央公論新社 2022年 F/ヤツ)
江戸末期、実際に民衆の間でブームになった、ええじゃないかの大騒動。ここに作者ならではの解釈が加えられ、御庭番の父子、討幕派の武士、御用町人の娘、やくざ者の男、訳あり老婆と小僧など、魅力ある人物たちが登場し、人情味あふれる時代小説となっています。
『日本に住んでる世界のひと』
(金井真紀/文・絵(かないまき) 大和書房 2022年 334.4/カ)
イタリア、中国、メキシコ、南アフリカ、東ティモールなど、日本に住む外国人の、ちょっと言いにくい本音や驚きのエピソード、また日本と祖国との違いなどが語られているインタビュー集です。世界の実情に目を向けるきっかけとなるような一冊です。
こどもの本
『化石のよぶ声がきこえる~天才恐竜ハンターウェンディ・スロボーダ~』
(ヘレイン・ベッカー/作 サンドラ・デュメイ/絵 くもん出版 2022年 E/カセ)
世界でもっともすぐれた恐竜ハンターとして活躍中のウェンディさんは、子どものころからステキなものを見つけるのが大好きな少女でした。彼女はどうやって夢をかなえたのか、好きを仕事にするってどういうことなのかがわかる、伝記絵本です。