10月のおすすめの3冊

図書館員が、毎月3冊ずつ本を紹介します。 ここで紹介した本は、三原市立図書館にありますので、ぜひ、ご利用ください。

一般書

『鴨川食堂ごちそう』

( 柏井 壽 /著 2021年 BF/カシ )
 シリーズの最新刊。京都で親子の経営する食堂と食を探す探偵事務所。探偵が探す料理からつながる人間関係にほろっとする短編集。シリーズを読破したくなります。

『お役に立つかしら 辰巳芳子のひとこと集』

( 辰巳 芳子/著 文芸春秋 2013年 596/タ )
 料理研究家の辰巳先生が綴る旬の野菜や大切な人のこと。四季折々のやさしい味わいの食事に優しい言葉が添えられています。自宅でゆっくりと食事を作る楽しみと家族で食べる喜びに、筆者の豊かなお気持ちを感じます。

こどもの本

ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて

( かどのえいこ/文 福原 幸男/絵 ポプラ社 2019年 J915/カド )
 「魔女の宅急便」の著者かどのえいこさんのデビュー作。船旅でブラジルまでなんて今では考えられないけど、ブラジルで出会ったルイジンニョ少年の人懐っこさにひかれ、ポルトガル語を教えてもらい、その家族に支えられてブラジルの生活に溶け込んでいく。こんな少年に出会ってみたい・・・。