10月のおすすめ本

図書館員が、毎月3冊ずつ本を紹介します。 ここで紹介した本は、三原市立図書館にありますので、ぜひ、ご利用ください。

一般書

国歌を作った男

宮内 悠介/著(みやうち ゆうすけ) 講談社 2024年 F/ミヤ

住人の不在時に不法侵入して、冷蔵庫の中身で勝手に料理をして帰っていく犯人を追う、「料理魔事件」など13編の短編集。ホッとしたり、意外なオチに驚いたりとそれぞれの読後感を楽しめる一冊です。

離島建築 島の文化を伝える建物と暮らし

箭内 博行/著(やない ひろゆき) トゥーヴァージンズ 2024年 523.1/ヤ

離島ゆえに今も残り受け継がれる味わいのある古建築の数々。建物を通して島の歴史や特有の文化、そこに暮らす人々のストーリーに触れる一冊。因島の洋館や広島県内の島々も登場します。

こどもの本

さんごいろの雲

やえがし なおこ/作 出口 春菜/絵(でぐち はるな) 講談社 2024年 J/913/ヤエ

あまい香りの風がふく夕ぐれ、若いバイオリンひきはさんごいろの雲にであい、魔法をかけられます。夕焼けの美しい秋に読みたい表題作ほか、6編の心温まる童話集。大人にもオススメです。